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高脂肪食が2型糖尿病患者の炎症を増大することが新しい研究で示された。炎症は、心疾患など多くの糖尿病関連合併症に関連している。
英ワーウィックWarwick大学のAlison Harte氏らによる今回の研究は、54人を対象としたもので、内訳は肥満者15人、耐糖異常(糖尿病前症pre-diabetes)者12人、2型糖尿病患者18人、肥満でない健常者9人であった。全員、一晩の絶食後、高脂肪食を摂取し、食事前後の血液中エンドトキシン値が比較された。エンドトキシンは細菌の断片であり、消化管から血流中に入り、炎症および心疾患に関連している。
その結果、全被験者で、高脂肪食摂取後にエンドトキシン値が上昇したが、2型糖尿病患者では、肥満でない健常者に比べエンドトキシン値が有意に高かった。この研究結果は、ハロゲートで開催された英国内分泌学会(Society for Endocrinology/British Endocrine Societies: SfE/BES)年次集会で発表された。
今回の研究では因果関係は示されていないものの、この知見は肥満と2型糖尿病が血管やその他組織の炎症性損傷につながることの説明となり、この損傷を防ぐ方法の開発を助けることになりうる。
Harte氏は「2型糖尿病患者には、減量と血糖値コントロールのため、高脂肪・低炭水化物の食生活が推奨される。しかし、大規模研究において、高脂肪食が一部の患者や心疾患リスクのある患者で炎症を増大するという今回の知見が確証されれば、健康イコール減量ではないことが示される」と述べている。
また、同氏は「次のステップは、2型糖尿病患者で、一度に大量に食事を摂った場合と、少量を何回にも分けて摂った場合のエンドトキシン値を知ることである。また、異なる脂肪や炭水化物の成分による効果を知ることにも興味をもっている」と付け加えている。
なお、学会発表のデータや結論は、ピアーレビューを受けた専門誌に掲載されるまでは、予備的なものとみなされるべきである。(HealthDay News 3月21日)
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