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ヘモグロビンA1c検査を推奨-米国糖尿病協会2010年臨床ガイドライン改訂版(2010.1.21掲載)
Image医学誌「Diabetes Care」1月号で公表された米国糖尿病協会(ADA)による2010年臨床ガイドライン改訂版は、2型糖尿病および糖尿病前症の診断におけるヘモグロビン(Hb)A1c血液検査の重要性を強調したものとなった。

2-3カ月前の平均血糖値を測定するHbA1c血液検査は、これまでも糖尿病の管理に用いられてきたが、昨年(2009年)6月公表の新診断基準ではHbA1c6.5%以上を2型糖尿病とする新定義が採用された。今回の新しい臨床ガイドライン改訂ではさらにHbA1c5.7-6.4%を糖尿病前症(prediabetes)とし、予防と管理を働きかける対象としている。

ADA医療科学部次期会長のRichard Bergenstal博士は「HbA1c血液検査は、空腹時血糖測定や経口糖負荷試験といった他の診断方法を上回るものではないが、より簡便で、患者にも利便性がある。より多くの糖尿病診断に用いられるようになるだろう」と説明している。

血液中では、血糖値が必要以上に高くなったときに血糖分子がヘモグロビンに付着する糖化(glycated)が起こる。HbA1cはこの糖化ヘモグロビンの割合を表す指標で、非糖尿病患者では5%未満になる。

ADAによると、これまでのHbA1c血液検査は検査施設間での基準が統一されておらず、糖尿病診断には推奨されていなかった。しかし、現在では、HbA1c血液検査は高度に標準化され、糖尿病や糖尿病前症の確定に有用なツールとなっている。

米ニューヨーク大学Langone医療センター臨床准教授のMichael Bergman博士は、ガイドライン改訂について、「非常に実用的で、革新的なコンセプトだ。HbA1c血液検査では患者は空腹になる必要はないし、検査結果に影響する変数も少ない。医療界において糖尿病診断に対する関心を高めるものだ」と評価している。

ただし、ADAはHbA1c血液検査について、医療施設で用いられる血糖検査機器(point-of-care A1c test)ではなく、中央の検査施設を活用するよう推奨している。血糖値モニターのような簡易測定機器を用いれば、その場で患者にHbA1c検査結果を提示することができる。しかし、これらの機器は糖尿病管理に有用であっても、糖尿病や糖尿病前症の初回診断には推奨されないとしている。(HealthDay News 2009年12月29日)

http://www.healthday.com/Article.asp?AID=634438
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