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アルコールが癌(がん)の進行を促進(2009.11.9掲載)
Imageアルコールが細胞内経路(pathway)を刺激し、癌(がん)の進行を促すことが、新しい研究によって示唆された。アルコールの影響を受けた癌細胞が増殖、拡大する過程において、上皮間葉転換(EMT)として知られるこの経路が何らかの役割を果たしている可能性があるという。

米ラッシュRush大学(シカゴ)メディカルセンター医学・生化学助教授Christopher B. Forsyth氏らは、アルコール症男性および健常男性それぞれ4人を対象に研究を実施。研究結果は、医学誌「Alcoholism: Clinical & Experimental Research(アルコール中毒症:臨床と実験研究)」オンライン版に10月23日掲載された(印刷版は2010年1月号に掲載予定)。

Forsyth氏は「アルコール消費は、口腔癌や食道癌、肝癌、結腸癌、直腸癌、女性の乳癌など、いくつかの癌リスクを増大させることが判明しており、膵癌や肺癌との関連も疑われるが、アルコールによるリスク増大のメカニズムは解明されていない」という。

同氏は「アルコールが、癌細胞においてEMTに特徴的なバイオマーカーだけではなく細胞シグナルも刺激することを示した初めてのデータである。アルコールが非癌性の腸管細胞のEMT経路を刺激することも判明しており、発癌時においてEMTのアルコール刺激が何らかの役割を果たす可能性が示唆された。我々の研究は、アルコールがEMTを刺激することにより、癌の進行を促すとする新しいメカニズムの可能性をサポートするものである。このメカニズムは、アルコール関連癌に対する治療的介入や転移予防の新たな標的となる」と述べている。(HealthDay News 10月27日)

http://www.healthday.com/Article.asp?AID=632384

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